名刺交換のコツ

起業

名刺交換の重要性

名刺交換が重要ではないという人はいないと思います。しかし、本当にその重要性を理解している人はそれほど多くないように見受けられます。理解していない人はその行動を見ればすぐにわかります。例えば、名刺交換の枚数ばかりに頭が行き、交換行為が儀礼的で、交換した相手とほとんど言葉を交わさない人などがそうです。名刺交換は、人脈を作る大切な機会ですが、このようにただ紙切れを交換しただけでは、お互い印象に残らず、その後の機会につながりにくいのです。

その名刺の人物の強みは自分の強み

名刺交換の重要性の1つの側面として、ここでは自社の商品ラインナップの拡充を例に挙げます。飲食店や小売店では、一般的な商品の価格・品揃えでは絶対に大手資本傘下の企業に敵いません。そこで、差別化が必要になり、例えば飲食店であれば産地直送の名産品、小売店では特定の分野について商品の専門性の深さで勝負するのがセオリーです。こうした仕入れ先を、自社で全部揃えるのはなかなか困難です。そこで、名刺交換を通じて得た機会が大きな意味を持ちます。こうした強みとなる仕入れ先や、そうした仕入れ先と繋がりのある先と連携することができれば、名刺交換したその相手の強みを自社の強みに取り込むことができるのです。

名刺交換時には、お互いの強みを披露し合おう

このように、名刺交換は、その相手の強みを取り込むための重要な機会です。そのため、儀礼的な交換行為にとどまらず、しっかりと話をして相互理解に努めることが非常に重要です。ここでは、お互いに強みをしっかりアピールしあうのが良いでしょう。自慢合戦になっては都合が悪いと尻込みしがちなところですが、相手も名刺交換を通じて、自分にない強みをもった新しい知り合いとの出会いを心待ちにしていますので、しっかり自分の強みをアピールして理解してもらいましょう。そすうることにより、相手の印象に残り、次にコンタクトをとった際に話がスムーズに進みやすくなります。

帰ったあとすぐに名刺を分類しよう

名刺交換の目的が、自分の持たない強みの補完であると考えると、名刺交換した相手は、この観点から重要性が大きく異なるはずです。そこで、自社に戻った後、すぐに名刺を重要性に応じて分類し、重要な名刺をすっと出せるようにしておくとよいでしょう。例えば、自社の商品・サービスの買い手になってくれそうな人、逆に自社がぜひその相手から商品・サービスを仕入れたい人、自社とウィンウィンな新事業や新商品開発ができそうな人、といった感じで、その相手はどのように重要で今後どのように接していけばよいかを、会った後すぐに整理するのが効果的です。

事後に定期的にコンタクトをとろう

以上のように整理をしたら、重要な相手にはその後、できる限り定期的にコンタクトをとりましょう。相手に忘れられないためです。いきなりビジネスの話までいくのは躊躇われても、気軽にランチにいくだけでも相手に自分の印象を刻み付けていくことができます。その積み重ねが、新しいビジネスチャンスにつながる可能性を高めていきます。

特に起業時には、有力な提携先はいくらあっても不足することはありません。名刺交換を実質的に活用して、うまくビジネスチャンスの拡充につなげていってください。起業に関するご相談事がありましたら、下記よりお気軽にご相談いただければ幸いです。

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました