ブランド戦略の構築法

知財戦略

ブランド戦略の重要性

企業が持続可能的に存続するには、その商品・サービスに価値を感じてくれた顧客にリピートしてもらうことが不可欠です。ここで、こうした顧客がリピートするために判別する目印として、ブランド戦略が大事です。自社の商品やサービスについてありきたりな名前や、地域名を付した名前を付すのではなく、わかりやすい目印をつけて、リピーターにスムーズに再来店してもらうことが非常に重要です。

ブランド名をつけるうえでのポイント

ブランド名をつける上では、誰に、何を、どのように売るのかを明確にするのが基本です。女性向けに売る商品・サービスであればおしゃれな名称、男性向けに売る商品・サービスであればかっこいい名称が、顧客受けしやすいですし、高級品を売るのであれば洗練された印象を与える漢字や横文字の名称、日常品を売るのであれば、ひらがなを交えるなどしてとにかく中身がわかりやすい名称が適切であることがしばしばあります。また、同じ商品であっても、店舗で販売する場合と、ネット販売するケースとでは、前者は高齢者層が多く、後者は若者層が多いなどの理由により、ブランドを使い分けた方が良い場面もしばしばあります。

自社の商品・サービスを誰にどのように売るかを想像したうえで、想定しした顧客に届きやすい名称を、ネットで他者の使用状況も調べながらつけるべきです。

ブランド戦略を疎かにした場合のリスク

こうしたブランド命名を疎かにすると様々なリスクが考えられます。まずは、せっかく商品・サービスに人気が出て軌道に乗ってきても、他人が既に使用している名称であれば、使用の差し止めを請求されるかもしれません。そうすると名称を変更せざるをえず、折角獲得したリピータ候補の何割かは、再購入できなくなるかもしれませんし、場合によっては損害賠償までしなければならないかもしれません。

また、せっかく人気の出たブランドであっても、後からその名称を先に商標登録申請されてしまうと、商標登録は先に出願した者の勝ちであるため、人気を横取りされてしまうかもしれません。

ブランド拡張戦略

1つのブランドが確立したら、これをどんどん拡大する戦略が有効です。ここではセオリーとして①ブランド拡張と、②マルチブランドを紹介します。

ブランド拡張は、同じブランド名で新商品を提供することです。例えばラーメン店において、店名を冠した目玉商品に加え、スープの味だけを変えた新商品を提供することです。この効果は、目玉商品を評価しているお客に新しい商品を試してもらうことにより、ファンの裾野を広げることです。

他方でマルチブランドとは、同種の商品で新しいブランドを立ち上げることです。たとえば、上記の販売経路により、高齢者向けの実店舗販売品と、若者向けのネット販売商品に異なるブランドを付して、ターゲットに応じたわかりやすさをアピールする戦略です。

まとめ

以上のように、ブランド戦略はいろいろ難しく、商標登録のタイミングや不正競争法や独占禁止法上の検討、会計分析による収益性のチェックなどやるべきことは多岐にわたります。

当事務所はこうした業務を幅広くカバーする戦略策定業務を提供しております。もしご興味をいただけましたら、ご遠慮なく下記より見積り依頼いただければ幸いです。

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